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6月2011

大ブルーベリー養成ギブス

 

これは何でしょう? 

大ブルーベリー養成ギブス

「大リーグボール養成ギブス」、、、ではなくて、「大ブルーベリー養成ギブス」です。

 

 

↓このように使います。

大ブルーベリー養成ギブス2

接ぎ木の場合、どのように新梢がのびてゆくかわからないので、支柱をどのようにたてるかがわかりません。

それで、少し太いビニール皮膜の針金で、輪っかを作り、ポットを2つ重ねにして、上下のポットの間に取り付けました。
ちゃんと固定されて、なかなか使えます。

 

↓ホームベルの台木にダローを接いだものです。

接木ダロー

横に新梢が伸びましたので、枝の向きを強制的に縦にしました。

 

 

 

早採り、遅採り「味比べ」

 

初収穫したものを「味比べ」してみました。

 

↓存在感いっぱいのスパルタン

スパルタンの果実

「味比べ」と言っても、うまいまずいの評価ではありません。
成木になっていないブルーベリーは、味の評価が定まらないようです。
3~5年の苗と、7年以降の苗では味が大きく変わるものもあるようです。

それで、収穫の早い遅いについて比べてみました。

花柄と果実の付け根の周りがまだ青いものが左、熟していると思われるものが右に置いてあります。
右から左に1~5の番号を付けました。

 

 

↓オニール(収穫コンテナ) 最大果21㎜

オニール

1.おいしい。
2.おいしい。
3.スッパ味が出ておいしい。
4.スッパ味が多くなる。
5.酸っぱいけど食べられないことはない。

オニールは、早取りしても食べられないことはないです。

 

 

↓スパルタン(8号鉢) 最大果23.5㎜

スパルタン(8号鉢)

昨年まで、結実させなかったスパルタンです。

1.果実が柔らかく付け根が盛り上げっています。少し、熟しすぎたようです。
2.これも熟しすぎたかもしれません。
3.さくさくでおいしいです。味はオニールと変わりませんが、後味がいいです。
4.さくさくでおいしいです。味はオニールと変わりませんが、後味がいいです。
5.味が薄いです(青いところが多いです)。

 

 

↓レカ(10号鉢) 最大果18㎜

レカ

1.甘く、食感がいい。
2.スッパ味が出る。
3.あまり味を感じない。
4.味を感じない。
5.味を感じない。

レカは、完熟が必要な品種かもしれません。

 

 

↓プル(10号鉢) 最大果19.5㎜

プル

1.おいしい。
2.酸っぱい。
3.酸っぱい。
4.酸っぱい。
5.とても酸っぱい。

プルも完熟が必要かもしれません。

 

 

↓スパルタン(13号鉢) 最大果24.5㎜

スパルタン(10号鉢)

1.食べ応えあり。炭酸の抜けたコーラをスッキリさせたような味。
2.酸っぱい。
3.甘い。
4.酸っぱく、味が薄い。
5.ちょっと酸っぱく、味が薄い。

ちょっと早取りしたものを集めすぎたかもしれません。
全体的に、風味がありおいしいのは当然です。

 

 

↓ブルーヘブン(10号鉢) 最大果17㎜

ブルーヘブン

1.うまい。スッパ味なし。
2.味は薄いがうまい。
3.スッパ味が少しでる。風味はあまりなし。
4.スッパ味が強くなる。
5.風味はないが、意外とうまい。

果実が堅く、少しヘタが青くても食することが可能。

 

 

↓トロ(8号鉢) 最大果20.5㎜

トロ

1.果肉は柔らかく、風味は感じられず。
2.味は薄いが、うまい。
3.風味なし。
4.少し酸っぱい。
5.少し酸っぱい。風味なし。

う~ん、まだ苗が若すぎるかなっと。

 

 

↓オニール(8号鉢) 最大果:20.5㎜

オニール(8号鉢)

1.柔らかい。完熟を通り越している。
2.一部柔らかくなっていて、味がない。
3.酸っぱい。
4.酸っぱい。
5.痛んでいて、まずい。

この評価は決してオニールが悪いのではないです。
取り遅れた果実ばかりを選んでしまったのです。 

 

 

写真を取り忘れたのですが、ホルトブルーペティット(ブルーマフィン)もチェック。
最大果は12㎜で、大変小さいです。
味は少し甘く、柔らかいけどさくさくした食感。
まずくはないけど微妙な味。
小さくて、食べ応えなし。

 

レッドカーラント 最大果10㎜
酸っぱく、イクラを堅くした食感。

 

 

総合的には、オニールとスパルタンがおいしかったです(ちなみに、オニール[収穫コンテナ]だけが、成木です)。
嫁は、スパルタンがいいと言います。
やはり、あの大きさは、おいしさにも影響しているみたいです。

味の評価は、収穫時期や個人の好みによって変わります。
つまり絶対的なものではないことをご理解下さい。
今回は、おいしいものを集めたと言うより、果実の中で、まだ青く、早く採りすぎたり、遅く採りすぎたりしたものを集めて評価したものです(「1.」だけは、おいしそうなものを選んでありますが)。

早く採りすぎたり、遅く採りすぎたりしたものを食べられるかという評価です。
品種別の評価ではありません。

 

 

 

2011年の初収穫

 

太陽が出るまでと、延び延びにしていた収穫をしました。
初収穫です。

↓オニールの大苗

オニール

 

 

↓オニール   →スパルタン

オニールの果実スパルタンの果実

 

 

思ったより多く、約1kg収穫できました。
本来なら、12日にも収穫できたのですが、天気予報で晴れが2日続いていましたので(実際は曇り)、収穫に二の足を踏んでいました。
8号鉢のオニールにおいて、熟しすぎが少しありました。

その1kgのうち、オニール3/5、スパルタン1/4、レカ1/10、その他が1/20です。

↓オニール(大苗)/オニール(大苗)/スパルタン(8号鉢)

オニール収穫

↓ブルーマフィンとレットカーラント/スパルタン(13号鉢)/レカ/プル

スパルタン収穫

 

↓ブルーヘブン/トロ/オニール(8号鉢)

ブルーヘブン収穫

 

 

 

ブラックカーラントの色づき

 

たまに記事にしているブラックカーラントです。
ちょっと元気がないです。

ブラックカーラント

 

 

緑だったブラックカーラントの実が色づき始めました。

ブラックカーラントの色づき

 

 

ちなみに、ブラックベリーも色づき始めました。
まだ赤くなっただけで、これから数日をかけて黒くなっていきます。

ブラックベリー

 

 

 

いい話(オニール)と悪い話(ミスティー)

 

まずはいい話から、、、。

接ぎ挿し木のオニール(台木ホームベル)に新祥が出ました。
2次成長です。
もしかしたら、根が出ている可能性が高いです。

ホームベル+オニール

 

 

一番奥の左端です。
どちらかというと太陽に当たりやすい所にありました。

接木刺し

 

 

、、、と、喜んでいたら、、、接木のミスティーにイラガの成虫を見つけました。
トングでつかめるほど、じっとしていました(もちろん処分)。

休んでいるだけだったらいいのですが。

イラガ成虫

まだ、少し早いのですが、イラガの季節の始まりです。

やれ、やれ。

 

 

↓漣(2才):イラガを敵視して、いろいろやっている理由です。

蓮

庭を掘り返しては、コガネムシの幼虫と遊んでいます。
もし、イラガの幼虫が土の上に降りてきて、漣が遊ぼうとして、手を出すのが恐ろしいです。

足ならまだしも、鼻を挿されたら、、、と思うと、イラガとは徹底的に戦います。

 

 

 

クロロシスになったデュークの植え替え

 

レスキュー中のデュークです。
灌水を制限して養生中だったのですが、昨年と同じように葉がクロロシス状態になってしまいました。

 

↓植え換え後、4号→5号 

デューク

 

 

↓植え換え前

デューク植え替え前

 

 

昨年もクロロシスが出て、サンドセットを与えたのですが、うまくいきませんでした。
それで、今年はピートモスを増やして、酸性度を上げてみることにしました。

デュークのクロロシス

 

 

いつも見ている状態、根が張っていません。

デュークの根

しかし、白い根も散見できます。

何とか、クロロシスを脱して、葉が正常になってくれれば、回復もなるのではないかと祈っています。

 

、、、と、この植え替えは先週の日曜日(5日)に行いました。

 

 

業務資料:

野蒜(ノビル)

たまに記事にしている野蒜(ノビル)の花(種?)です。

河川敷に所々、群生している野蒜(ノビル)ですが、球根の子を作って増えるノビルがどうやって別の群生を作るのか不思議でした。
どうやら子球根を作って増えるとともに、種を遠くにとばす(持って行ってもらう)作業も行っているみたいです。

 

 

 

ガードマン・カマキリ

 

害虫からブルーベリーを守ってくれるカマキリを見つけました。

さて、どこにいるでしょうか。

スパルタン挿し木

 

 

中央のスパルタン1年生(4号鉢)にいました。

カマキリ

 

 

 

挿し木と色づきの様子

 

今日の挿し木の様子です。
一番奥が、接ぎ挿し木です。まだがんばっています。

挿し木&接ぎ挿し木

 

 

↓日向に置いていた挿し木   →日陰に置いていた挿し木
今は同じ所(半日陰)に置いてあります。

挿し木日向挿し木日陰

なかなか2次成長が始まりません。

 

 

とげ無しブラックベリー(8号)です。
これは、挿し木から育てたものです。
少しだけ色づいてきました。
親はまだ色づきそうもありません。
ブラックベリーブラックベリー全景

 

 

とげ無しラズベリーのグレンアンプル(8号)です。
育て方が悪かったのでしょうか、昨年より実付きが悪いです。

ラズベリー・グレンアンプルグレンアンプル

 

 

収穫エリア外のブラッデン(10号)です。
開脹性で、場所を取ってしまいます。

ブラッデンブラッデン全景

 

 

オニールの大苗です。
収穫コンテナで育てています。

オニールオニール全景

 

 

接木スパルタン(13号)です。
これは5号のスパルタンを最初から13号で用土を薄くし育てたものです。
今年は植え替えをしていません。
ですので今年の秋には植え替えをしなくてはなりません。

スパルタンスパルタン全景

やはり、スパルタンは粒が大きく、存在感があります。

 

 

レカ(10号)です。
今年に8号から鉢増ししました。
比較的多く実が付いた上に、新祥が多く出ています。
強い品種のようです。
あっ、これも接木でした。

レカレカ全景

 

 

2期成りのホルトブルーペティット(8号)です。
矮性ですので、出窓とかで室内栽培等がいいのではないでしょうか
果実は、極小さいです。

ホルトブルーペティットホルトブルーペティット全景

 

 

お気に入りのブルーヘブン(10号)です。
果実の味ではなく、何となく気に入っています。

ブルーヘブンブルーヘブン全景

 

 

プル(10号)です。
ブルームが適当で、果実が美しいです。

プルプル全景

 

 

レッドカーラント(7号)です。
購入2年目でやっと果実がなりました(ブラックベリーは、購入した年から果実を収穫できました。ブルーベリーはもっと遅いですけど、、、)。

レッドカーラントレッドカーラント

 

 

別名カシスのブラックカーラント(7号)です。
ブラックというのに、果実は緑です。
今から、色づくのでしょうか。
(追記:ネットで探しますと、黒く色づくようです)
暑さに弱く、樹勢は弱いようです。

ブラックカーラントブラックカーラント全景

 

 

太陽も出ないけど、雨も降らない梅雨の一日でした。
資料にするため、25枚も写真を貼ってしまいました(ごめん)。

今の時期、雨も降らず、曇り時々晴れの場合、4~5号の葉がいっぱいあるものは2日に一度、7号以上は4日に一度の灌水しています。
ただし、7、8号ですぐに軽くなるものは2日に一度です。
コンテナは、1週間に一度くらいです。

接木は、葉が少ないので、1週間に一度くらいです。

 

 

 

ミスティの植え替えとチャンドラーの、、、

 

6月5日の記事の続きです。
リベイルの植え替えで、用土をたくさん作りすぎたので、ついでにミスティ(5号・2年生苗)も植え替えました。

↓植え替え後(7号鉢)

ミスティ

ミスティも、すぐ乾く状態でした。
昨年の植え替えで、透水性を考えすぎたかもしれません。

 

 

↓植え替え前(5号鉢)

ミスティ植え替え前

 

 

↓葉の状態、および成長は良いです。

ミスティ葉

 

 

↓根は、すでに5号鉢いっぱいになっています。

ミスティ根

 

 

↓根鉢を崩さずに植え替えました。

ミスティ植え替え

 

 

注意:4月を過ぎてからの植え替えは、危険です。よい子は、夏の植え替えは止めましょう。

 

 

ここからは、今日(6/7)の記事です。

摘果して、果実を少なくしていたチャンドラーの実の1つが落果してしまいました。
鳥の仕業でしょうか。
これでチャンドラーの果実は5つになってしまいました(残念!!!)。

チャンドラー落果チャンドラー

 

 

 

この時期にリベイルの鉢増し

 

この3日間、曇り(薄曇り)時々はれの天気が続いています。
最近、灌水を調整している5号鉢の2年生リベイル(H21年7月挿し木)の用土が乾き気味になり、時々の晴れでも、2日に1度は灌水の必要が出てきました。
それに、葉がクロロシス状態になってしまいましたので、酸度を上げるために、植え替えをすることにしました。

 

↓植え替え後(7号鉢)

リベイル

酸度を上げる「サンドセット」とか、「さなえちゃん」はあるのですが、量が不明で、昨年はいい結果になりませんでしたので、植え替えるのが一番安全かと思いました。
また、5号から5号または6号では、根を崩さなければならないので、思い切って7号にすることにしました。

 

 

↓たいしたクロロシス状態ではないのですが。

リベイルのクロロシス

 

 

用土は、透水性大と酸度大の2種類用意しました。
加湿に弱いリベイルは、透水性は大切です。
下部には、透水性大(左・ピートモス5:ココハクスチップ4:パーライト1)、上部には、酸度大(右・ピートモス9:ココピート0.5:パーライト0.5)にしました。
ピートモスは、ラトビア産の繊維長20~40のピートモスですので、単体でもよかったかもしれません。

ピートモス+ココハクスチップピートモス+パーライト

ピートモスが多いような配合ですが、ブルーレイの透水性の実験で、下部を気をつければ、上部はピートモスが多い方が成長がいいように思われます。
やはり、酸度は優先的に考えねばならないようです。

 

 

下部の根のようなものは、ココヤシ繊維です。
でも、白い根が散見できます。

リベイルの根

 

 

CSポットの最下部には、ココハクスチップを2センチ位敷き詰めました。

ココハクスチップ

 

 

↓下部には、透水性を考慮した用土

粗いピートモス

 

 

↓根を全く崩さずに、引き抜いたまま植え替えました。

リベイル植え替え

 

 

ベリー公さんのところで購入したラトビア産ピートモス(繊維長20~40)ですが、写真のような木片も混入しています。

ラトビア産ピートモス20~40

繊維長10~30のピートモスは、ほとんどピートモスとして違和感はなかったのですが、この20~40は、全く別物のようです。
玉になったピートモスとか、上記のような繊維とかが想像以上に混入しています。

ココヤシの繊維を混ぜなくても、このピートモスだけで透水性のある長期間泥にならない用土になるかもしれません。
来年はオールマイティの繊維長10~30のピートモスにしようと思います。
しかし、10号以上のポットには、最適なピートモスのような気もします。

 

 

 

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